驅り立てるのは野心と欲望、橫たわるのは犬と豚
バクラム軍によるライム制壓から4週間……。
バクラム軍は古都ライムを占據したものの、
駐留していたランスロットらとの戰鬥によって
進軍の停止を必要とするほどの被害を受けていた。
一方、アルモリカ城のロンウェー公爵は
日增しに活發化するパルチザンのゲリラ活動や
反ウォルスタを揭げる舊バルバドス派の鎮壓に手間取り、
やはり態勢の立て直しを必要としていた。
そのため公爵は、アルモリカ城に大軍を集結させ
バクラムに睨みを聞かせる一方で、時間を稼ぐべく
和平工作のための密使を暗黑騎士團に派遣した。
公爵の要請を斷ったデニムは地下に潛り
公爵打倒の機會をうかがっていた。
しかし、憤懣やるかたない公爵は
騎士レオナールにデニム追討の命を發し、
さらに反逆者として再度その首に賞金を賭かけた。
身邊に危險を感じたデニムは
港町アシュトンを離れることを決意する……。
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