ロンウェーの策略

 

アルモリカ城會議室
ロンウェー公爵
「なるほど、タルタロス卿はこちらの提案に從うのだな。

ヴァイス
「ええ。場所はライムの古い教會で。日時はこちらかが指定するようにと。
 それから、護衛はそれぞれ3名までという條件も飲むそうです。

ロンウェー公爵
「大義であった、ヴァイス。使者の任をよく果たしてくれた。
ヴァイス
「これで、暗黑騎士團を氣にせずにバクラムのやつらと戰えますね。

解放軍騎士
「公爵樣。奴等を信じてよいのでしょうか?

ヴァイス
「なんだとッ、オレの ゴホン!私の言うことが信じられないと?

ロンウェー公爵
「止めんか、二人とも。
 皆の心配する氣持ちもわかるが、私は信じてよいと思う。
 暗黑騎士團にしてみれば言うことさえ聞けば、バクラムだろうが我だろうがどちらでもよいのではないか?
 ガルガスタン軍の脅威が失せた以上、バクラムが我に勝てないことをやつらは知っておる。
 つまり、我と組んだ方が有益であることをやつらは知っておるのだよ。

ヴァイス
「公爵樣のおっしゃるとおりだ。

ロンウェー公爵
「 ブランタを倒すまでの間だ。
 この島の霸權さえ手にすれば暗黑騎士團を追い出すことなぞ造作もないことだ 。

ヴァイス
「 。

ロンウェー公爵
「さて、ヴァイス。
 歸ったばかりですまぬが會見の日取りについての書簡を再度、タルタロス卿へ屆けてくれ。
 それで日取りなのだが 。

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