ヴァイスとの再會

 

タインマウスの丘
デニム
「 へんだな、誰もいない。スウォンジーの森へ行ったのか?」
「あっ 、おまえは !!」

ヴァイス
「久しぶりだな、デニム。また、會えてうれしいぜ。
 無事でなによりだ。チンケな賞金稼ぎなんぞに殺されたんじゃないかとずいぶん心配してたんだぜ。」

カチュア
「あなたが、どうしてここにいるの? 聖騎士樣は、聖騎士樣はどこ?

アロセール
「ヴァイスではないか。何故、ここに?スウォンジーにいたのではないのか?」

ヴァイス
「なんだ、アロセールじゃないか。おまえ、死んだんじゃなかったのか。
 ケッ、おまえも俺たちを裏切るんだな。バカな女だぜ。
 この戰爭の勝者は決まったようなものなのに 。」

アロセール
「い、いや、違う。私はただ 。」

デニム
「何故、ヴァイスがここにいるんだ。ランスロットさんはどこだ?」

ヴァイス
「ふははは。おめでたいヤツだな。おまえはだまされたんだよ。
 俺の流したニセ情報に、こうまで簡單にひっかかってくれるとはな。俺の株も上がるってもんだ。
 目當てのゼノビア人はいねぇよ。今頃は古都ライムで酒でも飲んでいるんじゃねぇかな。
 女でもひっかけながらなぁ。」

ヴァイス
「逃がしはしないぜ。おまえたち姊弟にはここで死んでもらおう。
 生きていられると邪魔なんだよ。バルマムッサの生き証人は殘らず殺せという公爵樣の命令でなぁ。」

アロセール
「!!!」

ヴァイス
「アロセール、おまえもだ。真相をしゃべられると迷惑なんでな。」

アロセール
「バルマムッサに 、ヴァイス、おまえもあの時、いたのか ?」

ヴァイス
「ああ、おまえの戀人のレオナールと一緒になぁ
  !おまえ、何も知らなかったんだな? 何も聞いていなかった、そうだろ?」

アロセール
「ああ 、なんてことなの 。そうまでして勝たねばならないの 。」

ヴァイス
「知らなければよかったかぁ? でも、おまえは知ってしまった。
 血まみれの男と一生暮らすことはおまえにはできないよなぁ。 なら、おまえも死ぬんだなッ。」

ヴァイス
「よし、やつらを皆殺しにしろッ!情けをかける必要はないからなッ!!」


デニム
「ヴァイスッ、兵を引けッ!どうして僕らが戰わなきゃいけないんだッ!」

ヴァイス
「おまえは命令に逆らった裏切り者だ。ガルガスタンの犬めッ!」

デニム
「ばかな 。あんな酷い仕打ちを誰が許すというんだッ!」

ヴァイス
「俺が許すッ。歷史が許してくれるッ。わずかな犧牲が同胞の未來を築くんだ。」

デニム
「ヴァイス 、おまえ 。」

アロセール
「 私は兄の仇を討つッ。たとえそれがレオナール、あなたでもッ。」


ヴァイス<HP減少時>
「くそ 、齒がたたん。ここはひとまず退卻だ。

ヴァイス
「デニムッ、もうアシュトンへは戾れんぞッ!すでに退路は斷った。逃げ場はない。
 降伏はさせんぞッ!おまえだけはこの俺の手で殺してやるッ!」


アロセール<アロセールが生きている場合>
「ヴァイスッ、逃げるかッ! この卑怯者めッ!逃げても無馱だッ。
 地の果てまで追いつめて、バルマムッサの償いをさせてやるッ!」

アロセール
「デニム 、あなたにあやまるわ 。
このまま 、このまま私の命をあなたに預けておくわ 。」

デニム
「よし、敵の援軍が來る前に撤退する。クリザローまで退くんだ。」


アロセール<死亡時>
「 ああ、兄さん、ごめん、仇を 討てなかった 」

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