姊弟

カノープス存在
カノープス不存在

アシュトン廢屋
<カノープス存在>

デニム
「別に、公爵の手傳いをするわけじゃないよ。姊さん。

カチュア
「そうかしら?コリタニ城を占據したバルバトス派の殘黨を倒すことで得するのは公爵じゃない!

風使いカノープス
「いいかげんにしろよ。おまえ達。けんかばかりしやがって。
 おおこわっ。そんな目でにらむなよ、カチュア。

カチュア
「まったくどうしたって言うの。まるで馱っ子みたいよ。

デニム
「馱をこねているのは姊さんのほうじゃないか。
  僕はこれまでウォルスタのことだけを考えて戰ってきた。でもそれは間違いだったんだ。
 ウォルスタとガルガスタンの爭いなんて結局は公爵と樞機卿の間での權力爭いでしかないんだ。
 虐げられているのは僕らだけじゃない。力を持たないものはみな苦しんでいる。民族なんて關係ないんだ。
 苦しんでいる人がすぐそばにいるんだよ、姊さん。
 僕はそうした人のためにも戰いたい。
 なのに姊さんはすぐに逃げることだけを考える。自分のことしか考えられないのかい。

カチュア
「それはあなたのほうでしょう。 私のことなんて、これっぽっちも考えてくれないのね。

デニム
「ね、姊さん 。

風使いカノ-プス
「放っておけよ。今は何を言っても無馱さ。

賞金稼ぎ
「デニム!どこに隱れていやがるっ?

風使いカノープス
「人氣者だな、デニム。

風使いカノープス
「おーこわ。冗談だよ。そんなに怒るなよ。

風使いカノープス
「お、おい。待ってくれよ。
<カノープス不存在>

デニム
「別に、公爵の手傳いをするわけじゃないよ。姊さん。

カチュア
「そうかしら?コリタニ城を占據したバルバトス派の殘黨を倒すことで得するのは公爵じゃない!

デニム
「それは一時的なものだって、何度も說明したじゃないかッ!

カチュア
「まったくどうしたって言うの。まるで馱っ子みたいよ。

デニム
「馱をこねているのは姊さんのほうじゃないか。
  僕はこれまでウォルスタのことだけを考えて戰ってきた。でもそれは間違いだったんだ。
 ウォルスタとガルガスタンの爭いなんて結局は公爵と樞機卿の間での權力爭いでしかないんだ。
 虐げられているのは僕らだけじゃない。力を持たないものは皆、苦しんでいる。民族なんて關係ないんだ。
 苦しんでいる人がすぐそばにいるんだよ、姊さん。
 僕はそうした人のために戰いたい。
 なのに、姊さんはすぐに逃げることだけを考える。自分のことしか考えられないのかい?

カチュア
「それはあなたの方でしょう。
  私のことなんてこれっぽっちも考えてくれないのね。

デニム
「ね、姊さん 。

町のおばさん
「デニムちゃんッ!たいへんだよ、またヤツラだよッ!

デニム
「また、賞金稼ぎか 。この町にももういられないな。

町のおばさん
「そんなことはないよ。あんたを支持する人は大勢いるんだ。
 あんたは間違ってないよ。それはおばさんが一番わかっているから。

デニム
「ありがとう、おばさん。

町のおばさん
「死ぬんじゃないよッ!!

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