造反者たち

 

ハイム城城內
バクラム軍兵士
「報告いたしますッ!城門を突破されましたッ!!

司祭ブランタ
「くそッ! なんたることだッ!

司祭ブランタ
「こうなったのも、貴樣らローディスを信用したせいだッ!
 王女だけではなく、今度はハイムをわしから奪うつもりかッ!!
 劍を拔けッ!高みの見物などせんで、騎士なら騎士らしく戰ってこいッ!!

聞き覺えのある聲
「猊下、お怒りをお鎮めください。

司祭ブランタ
「やっと姿を現したかッ、ローディスのブタめッ!!

暗黑騎士ランスロット
「お久しぶりですな、猊下。

司祭ブランタ
「皆に笑われたくなければさっさと出擊せんかッ!!

暗黑騎士ランスロット
「ここに來たのは作戰會議のためではございません。
 猊下に別れの挨拶を述べにまいりました。

司祭ブランタ
「な、なんだとッ!? この期に及んで我を見捨てると申すのかッ!!

暗黑騎士ランスロット
「言葉には氣をつけていただきたい!
 猊下が我の言うとおりにしていればこのような事態にはならなかったのですぞ!
 王女の件にしてもそうです。猊下が速やかに君主の座をゆずっていれば民眾の不滿を抑えることもできたはず!

司祭ブランタ
「そ、それが貴樣の言い分かッ!!

暗黑騎士ランスロット
「わからぬのかッ!!
 …猊下、貴方は敗北したのですよ。

司祭ブランタ
「わっはっはっはっ。

司祭ブランタ
「わしが敗れただと?バカめッ! それは貴樣の方だッ!!

暗黑騎士ランスロット
「バルバス! 血迷ったかッ!!

暗黑騎士バルバス
「あんたの時代は終ったんだッ!!

司祭ブランタ
「連れていけッ!!

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