計略

 

アルモリカ城會議室
ロンウェー公爵
「 詳しいことはレオナールから聞いた。そなたらのき、嬉しく思うぞ。
 さて、次の任務だが、レオナールと共にバクラムのフィダック城へ行ってもらいたい。

デニム
「フィダック城といえばロスローリアンが駐留する城 。何故、そこへ?

ロンウェー公爵
「ガルガスタンとの本格的な戰いを前に『非干涉條約』を結んでおきたい。
 バクラムとではない。暗黑騎士團とだ。ガルガスタンとの戰鬥中、
 背後からバクラムに攻められてはたまらんのだ。

カチュア
「し、しかし、公爵樣。バクラムはこの內亂の元凶ではございませんか。
 まして、ロスローリアンは親の仇。そもそも彼らがバクラムに加擔さえしなければ、こんなことには 。

ロンウェー公爵
「その氣持ちは私も同じだよ、カチュア。しかし、考えてもみたまえ。
 我の戰力で勝てると思うのかね?肥った豚同然のバクラム人など敵ではない。
 しかし暗黑騎士團は強敵だ。
 だからこそ、我はローディス教國に從うことを誓約し、彼らの敵にならないことを証す必要があるのだ。

ヴァイス
「それでは、公爵樣はローディスに屈するとおっしゃるのですか?

ロンウェー公爵
「口が過ぎるぞ、ヴァイスくん。氣持ちは同じだと言っている。
 もちろん、ローディスの惡魔に魂をったりはしない。バルバトスをガルガスタンを倒すまでの間だけ。
 暗黑騎士團に沈默を守らせることで、ガルガスタン陣營內の日和見どもは戰いをやめるはず。
 そうなれば我にも勝ち目はある。バルバトスを亡き者とした後はバクラムだ。
 やつらを叩くッ。
  いかがかな、聖騎士殿よ?ゼノビアの王はローディスのようにヴァレリアを欲しておらんよな?
 ならば、我らの國づくりのため、ゼノビアの王もまた非干涉を約束してくれるはず。
 おっと、聖騎士殿には關係のない話であったな。これは失禮した。

聖騎士ランスロット
「……。

ロンウェー公爵
「それでは早速、レオナールと共にフィダック城へ發ってくれ。
 おお、それからこの任務のために10000ゴートを遣わす。きちんと準備してゆかれよ。

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