暗黑騎士團との密約

 

フィダック城城門前
暗黑騎士
「何者だッ。名乘るがよいッ!

騎士レオナール
「我が名はレオナール‧レシ‧リモン。アルモリカ騎士團の騎士であるッ。
 ウォルスタの偉大なる指導者にて我が主‧ロンウェー公爵の使者として參上した。

暗黑騎士
「しばし、待たれよッ!


騎士レオナール
「 ここがロスローリアンの陣取るフィダック城だ。
 『白鷺城』とも呼ばれるが、見た目とは裏腹に難攻不落の要塞だという。
  たしかにこの城を攻めるのはつらいな。


暗黑騎士バールゼフォン
「待っていたぞ、レオナールよ。公爵殿の書狀をこれに。

騎士レオナール
「これでございます。

暗黑騎士バールゼフォン
「ご苦勞であった。中で休まれるがよい。

 

フィダック城會議室
暗黑騎士バールゼフォン
「 お待たせした。公爵殿の提案は實に興味深いものであった。

騎士レオナール
「して、ご返答はいかがか?

暗黑騎士バールゼフォン
「うむ、それならば、我が主から直接聞かれるのがよかろう。

騎士レオナール
「なんと 、ランスロット卿がこの城においでになっているのか!

暗黑騎士ランスロット
「よくぞ參られた、ウォルスタの戰士よ。私がランスロット‧タルタロスだ。

騎士レオナール
「はじめてお目にかかります。アルモリカ騎士團のレオナールにございます。
 して、ご返答はいかに?

暗黑騎士ランスロット
「ハッハッハ。貴公は、ちと性急だな。よかろう。公爵殿にお傳え願おう。
 バクラム人の長‧ブランタ侯はガルガスタンとウォルスタの爭いには興味がないと仰せだ。
 我がロスローリアンも同じ。これまでどおり中立を保とうぞ。

騎士レオナール
「ははっ、ありがたきお言葉。我が主もさぞやお喜びになられるはず。

暗黑騎士バールゼフォン
「しかし、貴殿らは我等の力なしで勝てるとお思いなのか?

騎士レオナール
「無理でございましょうな。もとより勝とうとは思っておりませぬ。
 我等の戰いはあくまで共存できる世界を作り上げること。
 しかしガルガスタンは誇り高き民にございます。
 我等が他國の手を借りたとあれば平和的な解決を志す穩健派の者たちを窮地に追いみかねません。

暗黑騎士ランスロット
「なるほど、貴公はバクラム人のように我がロスローリアンにツケをまわし他民族の反感を買うようなことをしたくないと申すのだな。
 これはおもしろい。ハッハッハッ。

騎士レオナール
「い、いいえ、そのようなことは 。

暗黑騎士ランスロット
「まあ、よい。我も名譽を重んずるローディスの民だ 。
 污い仕事は他人に委ね、享樂を貪るバクラム人のようになりたくないという氣持ちもわかろうものだ。

騎士レオナール
「 。

暗黑騎士ランスロット
「なに、貴公が連れている從者があまりにお若いのでな。
 そのような少年‧少女を用いなければならぬほどウォルスタは追い詰められているのかと、つい心配したのだ。

騎士レオナール
「お言葉ではございますが、この者たちは若くとも立派な騎士にございます。

暗黑騎士ランスロット
「ほほう 。

騎士レオナール
「アルモリカ城をガルガスタンから解き放ち、公爵を救いました。
 また、クリザローでは絕体絕命の危機にありました、この私の命を救ってくれたのもこの者たちなのです。

暗黑騎士ランスロット
「おう、ゴリアテの若き英雄とはそなたたちのことであったか。
 それは失禮であったな、許されよ。
  それにしても、どこかでお會いしたことはあったかな?

デニム
「 直接、お會いしたことはございませんが 。ただ

暗黑騎士ランスロット
「ただ 、なんだ?はっきり申されよ。

カチュア
「何年かぶりに、雪の降ったあの晚、港町ゴリアテであなたたちは

騎士レオナール
「やめないか、カチュア。我等の役目を忘れたかッ!?

<選擇1-1>姊さん、今はよそう。
<選擇1-2>敵と手を組めるはずがない
<選擇1-1>

デニム
「姊さん、今はよそう。 もう、僕らだけの戰いじゃないんだ。

ランスロット
「 あの燒き討ちのときの子らか。あれは、確か 、

バールゼフォン
「ゴリアテに反亂分子が潛んでいるという情報で攻めましたが 。

ランスロット
「ニセ情報だったというアレか 。そうか、では恨むもの當然のこと。
 過ちとはいえ、無禮をはたらいたのは我等。詫びてすむものではないが、許されよ 。
 このとおりだ。

レオナール
「お、おやめくださいませ。 我等は急ぎ戾らねばなりません。

ランスロット
「そうか 、もう少し、ゆるりと言葉を交わしたかったが 。

レオナール
「ご無禮の段、ひらにご容赦ください。そ、それではこれにて。


暗黑騎士バールゼフォン
「 なにも、あそこまでなさらなくとも良いではないですか。

暗黑騎士ランスロット
「 ハボリムを覺えているか。

暗黑騎士バールゼフォン
「は? はい、愚弟なれど、たのもしい男でした。

暗黑騎士ランスロット
「仲の良い姊弟であったな 。かつての貴公らと同じように な。

<下一幕>
<選擇1-2>

デニム
「敵と手を組めるはずがない 。あなたたちは僕らの仇なのに 。

暗黑騎士バールゼフォン
「大儀の前であろうがッ。私怨を棄ていッ!!

騎士レオナール
「いい加減にしないかッ!ご無禮をご容赦くださいませ。

ランスロット
「 あの燒き討ちのときの子らか。あれは、確か 、

バールゼフォン
「ゴリアテに反亂分子が潛んでいるという情報で攻めましたが 。

ランスロット
「ニセ情報だったというアレか 。そうか、では恨むもの當然のこと。
 過ちとはいえ、無禮をはたらいたのは我等。詫びてすむものではないが、許されよ 。
 このとおりだ。

レオナール
「お、おやめくださいませ。 我等は急ぎ戾らねばなりません。

ランスロット
「そうか 、もう少し、ゆるりと言葉を交わしたかったが 。

レオナール
「ご無禮の段、ひらにご容赦ください。そ、それではこれにて。


暗黑騎士バールゼフォン
「 なにも、あそこまでなさらなくとも良いではないですか。

暗黑騎士ランスロット
「 ハボリムを覺えているか。

暗黑騎士バールゼフォン
「は? はい、愚弟なれど、たのもしい男でした。

暗黑騎士ランスロット
「仲の良い姊弟であったな 。かつての貴公らと同じように な。

<下一幕>

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