バルマムッサ強制收容所へ

 

アルモリカ城會議室
ロンウェー公爵
「よくぞ私怨を棄て、ウォルスタのために我慢してくれた。ご苦勞であった。
さて、戾ったばかりですまないが、これからすぐにバルマムッサへ行ってもらいたい。

カチュア
「バルマムッサといえば、ガルガスタンが作った我の自治區があるところ 。

ロンウェー公爵
「自治區といえば聞こえはいいが、中身はウォルスタ人強制收容所だ。
 もとは閉鎖された炭 町だったが、今は我の同胞を家畜のように押しみ奴隸同然の仕事をさせている。
 その數は五千人をくだるまい。過酷な重勞により、每日、幾人もの同胞が夢半ばで死んでいくのだ。

カチュア
「彼らの救出が今度の任務ですね。

ロンウェー公爵
「五千人もの人數を救出するのは無理だ。救出するのではなく、蜂起させるのだ。

ヴァイス
「武裝蜂起か 。確かに、それだけの人數が戰力となれば 。

ロンウェー公爵
「正直に申せば、このまま戰っても我に勝ち目はない。
 戰力の差があまりにありすぎる。
 ガルガスタンが攻めてくる前にこの差を無くさねばならん。
 さいわい、今度の一件をめぐってバルバトスと反体制派との對立が再び表面化している。
 バルバトスが兵を出すのは、反体制派を肅清してからとなるだろう。
 チャンスはいましかないッ!!

騎士レオナール
「きみたちに賴みたいのは、彼らを說得することだ。
 中には、戰うことに異を唱える者もいることだろう。そのままで良い、と考える者もいるやもしれん。

ロンウェー公爵
「しかし彼らは戰うのが嫌なのではない。ただ戰いに疲れただけなのだ。
 だからこそ、きみたち若き英雄が行くことで、彼らの眠れる勇氣を呼び覺まして欲しいのだ

騎士レオナール
「彼らに渡す武器は、私が別部隊を率いて後から運んでいくことになっている。

ロンウェー公爵
「すべてはきみたち若き英雄にかかっている。頑張ってくれ。


ロンウェー公爵
「 賴んだぞ、レオナール。失敗は許されぬぞ。

騎士レオナール
「すべては手筈どうりに動いております。ご安心を。

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