ボード砦の女戰士

システィーナ存在
システィーナ死亡,フォルカス生存
システィーナ和フォルカス死亡,バイアン存在
システィーナ、フォルカス、バイアン不存在

ボード砦
<システィーナ存在>

弓を構えた男
「何者だッ!

弓を構えた男
「返答次第では、この矢がおまえたちの眉間を貫くぞッ!

風のシスティーナ
「大丈夫あわてないで。彼は私たちの仲間よ。

風のシスティーナ
「私よ、システィーナよ。お願い、弓をおさめてッ!

ヴァレリア解放戰線戰士
「システィーナさん!?ご無事だったんですね。
リーダーも心配されていましたよ。さあ、中に入ってください。

風のシスティーナ
「さあ、行きましょう。
ボード砦砦內
炎のセリエ
「賞金首などを連れてきていったいどういうつもりだ?
 我のアジトを解放軍のやつらに教えるつもりなのか?それに、何故ここへ戾ってきた。

風のシスティーナ
「姊さん、そんなに怒らないで。私の話も聞いて。

炎のセリエ
「 ここでは姊さんと呼ぶんじゃない。私は組織のリーダーだ

風のシスティーナ
「彼らは海賊に囚われていた私を助けてくれた恩人なの。

炎のセリエ
「海賊に?怪我はないのか?

風のシスティーナ
「大丈夫よ、姊さ 、リーダー。みんな無事だから。
  私がここへ戾ってきたのはリーダーを止めるため。無謀な計畫を止めるためよ。

炎のセリエ
「また、その話か。もう、議論は澤山だ。何度話をしても同じことだ。
 私の決定に不滿をもつ人間は、おまえと共にここを出ていった。そうだろ?
 私はその決定を強制するつもりはない。
 だからこそ、おまえたちが出て行く時も引き留めはしなかった。

カチュア
「組織の決定って何?無謀な計畫って?

炎のセリエ
「おまえたちには關係のない話だ。默っていてもらおうか.

風のシスティーナ
「ロンウェー公爵の暗殺よ。

炎のセリエ
「システィーナッ!!

風のシスティーナ
「公爵一人を暗殺したところでこの戰いが終わるわけではないわ。
 それどころか、暗黑騎士團とバクラム軍は舵を失ったウォルスタ軍に對して必ず全面戰爭をしかけるに違いない。

炎のセリエ
「それが狙いだ。 樞機卿が率いるガルガスタンはもう時間の問題だ。
 ガルガスタンを擊ち破った解放軍はヴァレリアの半分を制する強大な勢力となることだろう。
 そうなると、バクラムとウォルスタの軍事力は五分と五分。戰えば共倒れになるに違いない。
 狡猾な司祭と公爵はその事態を避けるために手を結ぼうとするだろう。
 それでは何も變わらぬ。
 だが、公爵を暗殺すれば、ここぞとばかりにバクラム軍は侵攻を始めるだろう。
 そして司祭がこの島の霸權を握ったその時、今度は司祭を暗殺するのだ。

カチュア
「そんなにうまくいくかしら?

炎のセリエ
「いくさ。その時こそ、我がこの島を手にするときッ!!

炎のセリエ
「どうだろうか、おまえたちもこの計畫に參加しないか?
 賞金首となって逃げ回るより、我と共に公爵を、暗黑騎士團を倒し真の平和を築こうではないか。

風のシスティーナ
「戰爭で苦しむのは私じゃない。普通の生活を營む人よ。
 罪のない子どもを死なせるのはイヤよ。そんな屍の上に築いた王國なんて私は見たくないッ!


炎のセリエ
「何事だッ、さわがしいぞッ!

ヴァレリア解放戰線戰士
「た、たった今、知らせが入りましたッ。はぁ、はぁ 。

炎のセリエ
「あわてずともよい。ゆっくり落ち著いて話せ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「解放軍がガルガスタン軍を擊ち破り、コリタニ城が陷落いたしましたッ!!

カチュア
「なんですって!!

ヴァレリア解放戰線戰士
「また、バルバトス樞機卿は捕らえられ、今朝、夜明けと共にに處刑されましたッ!

炎のセリエ
「わかった。では、計畫を實行する。皆の者に準備をさせよ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「ハッ、かしこまりました。

炎のセリエ
「それから、使いの者にはゆっくり休むようにと傳えよ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「ハッ、かしこまりました。

風のシスティーナ
「姊さんッ!やめてッ!!

炎のセリエ
「コリタニ城が陷落した今、我にはこの方法しか殘されていない。
 公爵がガルガスタンを把握する前に事を起こさねばならん。もう いのだ、システィーナ。

風のシスティーナ
「姊さん 、あなたは間違っている。

炎のセリエ
「殘念ながら、おまえたちと話をしている時間がなくなったようだ。
  妹は、現實を見ることができない。理想は高くとも足が地面についていなければ何の意味もない。
 空から下をみている鳥には、地べたを這いずりまわるアリの氣持ちなどわかりはしない。
 手を污すことができない妹には真の革命を起こすことはできないのだ。
  おまえと同じようにな。

炎のセリエ
「 でも、そんな妹を私は愛している。妹を賴む。力になってやってくれ。
ボード砦
風のシスティーナ
「 姊さんは間違っている。もっと他に良い方法があるはずよ。
 目的のために手段を選ばないなんて、まるでブランタや公爵のようだわ。
 そんなの間違っているッ。
  姊さん、私たちは血まみれの王國を築くために戰ってきたの?違うよね、姊さん 。

<選擇1-1>一緒行こう、システィーナ。
<選擇1-2>理想だけ追いかけていても、
<選擇1-1>一緒行こう、システィーナ。

デニム
「一緒行こう、システィーナ。僕らは似ている、そうは思わないか?

システィーナ
「 初めてあなたに出會ったとき、私もあなたに近いものを感じたわ。

デニム
「なら、決まりだ。僕らと共に戰ってくれ。

システィーナ
「ありがとう。私はけっして理想を投げ出したりなんかしない。
たとえ、そのために姊さんと戰うことになったとしても 。

<下一幕>
<選擇1-2>理想だけ追いかけていても、

デニム
「理想だけ追いかけていても、何にもならないよ。今は現實を優先すべきだ。

システィーナ
「 あなたはそれがイヤで、虐殺を阻止しようとしたんじゃなかったの?

デニム
「 あの時はそうだったけど、現實が大切だと悟ったんだ。

システィーナ
「賞金首となって逃げ回ることに疲れ、現實に妥協するってわけね。
  いいわ。あなたに期待した私がバカだったみたい。 本當にバカなことをしてきたんだわ。
 あなたとの旅もここでおしまいね。もう會うことはないと思うからお別れを言わせてもらうわ。

デニム
「 さよなら、システィーナ。

<下一幕>
<システィーナ死亡,フォルカス生存>

弓を構えた男
「何者だッ!

弓を構えた男
「返答次第では、この矢がおまえたちの眉間を貫くぞッ!

騎士フォルカス
「大丈夫あわてる必要はない。彼は我の仲間だ。

騎士フォルカス
「私だ、フォルカスだ。弓をおさめてくれッ!!

ヴァレリア解放戰線戰士
「フォルカスさん!?ご無事だったんですね。

騎士フォルカス
「さあ、中へ入ろう。
ボード砦砦內
炎のセリエ
「賞金首などを連れてきていったいどういうつもりだ?
 我のアジトを解放軍のやつらに教えるつもりなのか?それに、何故ここへ戾ってきた。

騎士フォルカス
「彼らは解放軍に囚われていた私を助けてくれた恩人です。

炎のセリエ
「そうか、ならば仕方ないな。で、ここに戾ってきた理由は?

騎士フォルカス
「リーダーを止めるためです。やはりあの計畫は中止するべきです。

炎のセリエ
「また、その話か。もう、議論は澤山だ。何度話をしても同じことだ。
 私の決定に不滿をもつ人間は、おまえと共にここを出ていった。そうだろ?
 私はその決定を強制するつもりはない。
 だからこそ、おまえたちが出て行く時も引き留めはしなかった。

カチュア
「組織の決定って何?無謀な計畫って?

炎のセリエ
「おまえたちには關係のない話だ。默っていてもらおうか.

騎士フォルカス
「ロンウェー公爵の暗殺だ。

炎のセリエ
「フォルカスッ!!

騎士フォルカス
「公爵一人を暗殺したところでこの戰いが終わるわけではない。
 それどころか、暗黑騎士團とバクラム軍は舵を失ったウォルスタ軍に對して必ず全面戰爭をしかけるに違いない。

炎のセリエ
「それが狙いだ。 樞機卿が率いるガルガスタンはもう時間の問題だ。
 ガルガスタンを擊ち破った解放軍はヴァレリアの半分を制する強大な勢力とることだろう。
 そうなると、バクラムとウォルスタの軍事力は五分と五分。戰えば共倒れになるに違いない。
 狡猾な司祭と公爵はその事態を避けるために手を結ぼうとするだろう。
 それでは何も變わらぬ。
 だが、公爵を暗殺すれば、ここぞとばかりにバクラム軍は侵攻を始めるだろう。
 そして司祭がこ島の霸權を握ったその時、今度は司祭を暗殺するのだ。

カチュア
「そんなにうまくいくかしら?

炎のセリエ
「いくさ。その時こそ、我がこの島を手にするときッ!!

炎のセリエ
「どうだろうか、おまえたちもこの計畫に參加しないか?
 賞金首となって逃げ回るより、我と共に公爵を、暗黑騎士團を倒し真の平和を築こうではないか。

騎士フォルカス
「戰爭で苦しむのは私たちではない。普通の生活を營む人なのだ。

騎士フォルカス
「これ以上、この子らのような犧牲者を出すおつもりですかッ!


炎のセリエ
「何事だッ、さわがしいぞッ!

ヴァレリア解放戰線戰士
「た、たった今、知らせが入りましたッ。はぁ、はぁ 。

炎のセリエ
「あわてずともよい。ゆっくり落ち著いて話せ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「解放軍がガルガスタン軍を擊ち破り、コリタニ城が陷落いたしましたッ!!

カチュア
「なんですって!!

ヴァレリア解放戰線戰士
「また、バルバトス樞機卿は捕らえられ、今朝、夜明けと共にに處刑されましたッ!

炎のセリエ
「わかった。では、計畫を實行する。皆の者に準備をさせよ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「ハッ、かしこまりました。

炎のセリエ
「それから、使いの者にはゆっくり休むようにと傳えよ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「ハッ、かしこまりました。

騎士フォルカス
「そんなことが許されるとでも思うのか!

炎のセリエ
「コリタニ城が陷落した今、我にはこの方法しか殘されていない。
 公爵がガルガスタンを把握する前に事を起こさねばならん。もう いのだ、フォルカス。

騎士フォルカス
「あなたは間違っている 。もう、あなたにはついていけない 。

炎のセリエ
「殘念ながら、おまえたちと話をしている時間がなくなったようだ。
 あの男は、現實を見ることができない。
 理想は高くとも足が地面についていなければ何の意味もない。
 空から下をみている鳥には、地べたを這いずりまわるアリの氣持ちなどわかりはしない。
 手を污すことができないあやつには真の革命を起こすことはできないのだ。
  おまえと同じようにな。
ボード砦
騎士フォルカス
「 リーダーは變わってしまわれた。あそこまで言う方ではなかったのに。

デニム
「これから、どうするんだい?

騎士フォルカス
「そうだな。くさってもしかたない。仲間を集めて一から出直すさ。

デニム
「よかったら、僕らと一緒に行かないか?

騎士フォルカス
「 いいのか?私はバクラム人なんだぞ?

<選擇2-1>きみと戰っているわけじゃない。
<選擇2-2>バクラム人が敵なのではない。
<選擇2-1>きみと戰っているわけじゃない。

デニム
「きみと戰っているわけじゃない。僕は氣にしないよ。

騎士フォルカス
「バクラム人を快く思わない者もいよう。その氣持ちだけ、もらっておくよ。

デニム
「そうか 。なら、しかたないな。

騎士フォルカス
「さらばだ、デニムよ。きみのことは忘れない。

<下一幕>
<選擇2-2>バクラム人が敵なのではない。

デニム
「バクラム人が敵なのではない。敵は世の中を混亂に導く者たちだ。

騎士フォルカス
「ありがとう。きみと共に秩序ある世界を築きあげよう。

<下一幕>
<システィーナ和フォルカス死亡,バイアン存在>

弓を構えた男
「何者だッ!

弓を構えた男
「返答次第では、この矢がおまえたちの眉間を貫くぞッ!

魔術師バイアン
「大丈夫。あわてる必要はない。彼はわしの仲間だ。

魔術師バイアン
「わしだ、バイアンだ。弓をおさめてくれッ!!

ヴァレリア解放戰線戰士
「バイアンさん!?ご無事だったんですね。

魔術師バイアン
「さあ、中へ入ろう。
ボード砦砦內
炎のセリエ
「賞金首などを連れてきていったいどういうつもりだ?
 我のアジトを解放軍のやつらに教えるつもりなのか?それに、何故ここへ戾ってきた。

魔術師バイアン
「彼らは海賊に囚われていたわしを助けてくれた恩人なんだよ。

炎のセリエ
「そうか、ならば仕方ないな。で、ここに戾ってきた理由は?

魔術師バイアン
「あんたを止めるためだ。やはりあの計畫は中止するべきだろう。

炎のセリエ
「また、その話か。もう、議論は澤山だ。何度話をしても同じことだ。
 私の決定に不滿をもつ人間は、おまえと共にここを出ていった。そうだろ?
 私はその決定を強制するつもりはない。
 だからこそ、おまえたちが出て行く時も引き止めはしなかった。

カチュア
「組織の決定って何?無謀な計畫って?

炎のセリエ
「おまえたちには關係のない話だ。默っていてもらおうか.

魔術師バイアン
「おまえさんたちに賞金をかけたロンウェー公爵の暗殺だよ。

炎のセリエ
「バイアンッ!!

魔術師バイアン
「公爵一人を暗殺したところでこの戰いが終わるわけではない。
 それどころか、暗黑騎士團とバクラム軍は舵を失ったウォルスタ軍に對して必ず全面戰爭をしかけるに違いない。

炎のセリエ
「それが狙いだ。 樞機卿が率いるガルガスタンはもう時間の問題だ。
 ガルガスタンを擊ち破った解放軍はヴァレリアの半分を制する強大な勢力となることだろう。
 そうなると、バクラムとウォルスタの軍事力は五分と五分。戰えば共倒れになるに違いない。
 狡猾な司祭と公爵はその事態を避けるために手を結ぼうとするだろう。
 それでは何も變わらぬ。
 だが、公爵を暗殺すれば、ここぞとばかりにバクラム軍は侵攻を始めるだろう。
 そして司祭がこの島の霸權を握ったその時、今度は司祭を暗殺するのだ。

カチュア
「そんなにうまくいくかしら?

炎のセリエ
「いくさ。その時こそ、我がこの島を手にするときッ!!

炎のセリエ
「どうだろうか、おまえたちもこの計畫に參加しないか?
 賞金首となって逃げ回るより、我と共に公爵を、暗黑騎士團を倒し真の平和を築こうではないか。

魔術師バイアン
「戰爭で苦しむのはわしらではない。普通の生活を營む人なのだ。

魔術師バイアン
「これ以上、この子らのような幼い犧牲者を出すつもりかッ!


炎のセリエ
「何事だッ、さわがしいぞッ!

ヴァレリア解放戰線戰士
「た、たった今、知らせが入りましたッ。はぁ、はぁ 。

炎のセリエ
「あわてずともよい。ゆっくり落ち著いて話せ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「解放軍がガルガスタン軍を擊ち破り、コリタニ城が陷落いたしましたッ!!

カチュア
「なんですって!!

ヴァレリア解放戰線戰士
「また、バルバトス樞機卿は捕らえられ、今朝、夜明けと共にに處刑されましたッ!

炎のセリエ
「わかった。では、計畫を實行する。皆の者に準備をさせよ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「ハッ、かしこまりました。

炎のセリエ
「それから、使いの者にはゆっくり休むようにと傳えよ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「ハッ、かしこまりました。

魔術師バイアン
「そんなことが許されるとでも思うのか!

炎のセリエ
「コリタニ城が陷落した今、我にはこの方法しか殘されていない。
 公爵がガルガスタンを把握する前に事を起こさねばならん。もう いのだ、バイアン。

魔術師バイアン
「心の宿らぬ革命などただの犯罪でしかないのだぞ。

炎のセリエ
「殘念ながら、おまえたちと話をしている時間がなくなったようだ。
 あの男は、現實を見ることができない。
 理想は高くとも足が地面についていなければ何の意味もない。
 空から下をみている鳥には、地べたを這いずりまわるアリの氣持ちなどわかりはしない。
 手を污すことができないあやつには真の革命を起こすことはできないのだ。
  おまえと同じようにな。
ボード砦
魔術師バイアン
「 セリエは變わってしまった。以前はもっと心優しい娘だったのに。

デニム
「これから、どうするんですか?

魔術師バイアン
「もう戰うなという、神のご意志かもしれんな。どこか遠くへ行くとするか。

デニム
「よかったら、僕らと一緒に行きませんか?

魔術師バイアン
「 いいのか?わしはバクラム人なんだぞ?

<選擇3-1>敵はあなたじゃありません。
<選擇3-2>敵はバクラム人ではありません
<選擇3-1>敵はあなたじゃありません。

デニム
「敵はあなたじゃありません。僕は氣にしませんよ。

魔術師バイアン
「バクラム人を快く思わない者もいよう。その氣持ちだけ、もらっておくよ。

デニム
「そうですか 。なら、しかたないですね。

魔術師バイアン
「さらばだ、デニムよ。おまえさんのことは忘れない。

<下一幕>
<選擇3-2>敵はバクラム人ではありません

デニム
「敵はバクラム人ではありません。敵は世の中を混亂に導く者たちです。

魔術師バイアン
「ありがとう。きみと共に秩序ある世界を築きあげよう。

<下一幕>
<システィーナ、フォルカス、バイアン不存在>

弓を構えた男
「とまれッ!

弓を構えた男
「おまえたちは解放軍に追われている龍騎士團だな?

デニム
「いかにも、そのとおりだ。僕の名はデニムッ。

弓を構えた男
「我はヴァレリア解放戰線の戰士だ。おまえたちと戰うつもりはない。
 我のリーダーであるセリエ同志がおまえたちに會いたがっている。一緒に來てもらおう。

カチュア
「 どうする、デニム?

デニム
「危害を加えるつもりはなさそうだ。とりあえずいってみよう。
ボード砦砦內
炎のセリエ
「私の名はセリエ。ヴァレリア解放戰線のリーダーだ。
おまえたちのことは知っている。バルマムッサの一件を押しつけられたゴリアテの英雄殿であろう?

デニム
「僕らに用事があるなら言ってくれないか?

炎のセリエ
「では單刀直入に言わせてもらおう。我と取り引きしないか?

カチュア
「取引ですって?

炎のセリエ
「そうだ。我に手を貸せ。代わりにおまえの污名を晴らしてやろう。

デニム
「 どうやって?

炎のセリエ
「我は今、ある計畫を進めている。おまえたちにとっても興味深い計畫だ。

カチュア
「計畫? 一般市民を卷きむ恐ろしいテロならごめんだわ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「我はテロリストではないッ!平和を愛する革命家だッ!

炎のセリエ
「 計畫とは、おまえたちに賞金をかけたロンウェー公爵の暗殺だ。

カチュア
「公爵一人を暗殺したところでこの戰いが終わるわけではないわ。
 それどころか暗黑騎士團とバクラム軍は舵を失ったウォルスタ軍に對して必ず全面戰爭をしかけるに違いない。

炎のセリエ
「それが狙いだ。 樞機卿が率いるガルガスタンはもう時間の問題だ。
 ガルガスタンを擊ち破った解放軍はヴァレリアの半分を制する強大な勢力となることだろう。
 そうなると、バクラムとウォルスタの軍事力は五分と五分。戰えば共倒れになるに違いない。
 狡猾な司祭と公爵はその事態を避けるために手を結ぼうとするだろう。
 それでは何も變わらぬ。
 だが、公爵を暗殺すれば、ここぞとばかりにバクラム軍は侵攻を始めるだろう。
 そして司祭がこの島の霸權を握ったその時、今度は司祭を暗殺するのだ。

カチュア
「そんなにうまくいくかしら?

炎のセリエ
「おまえたちにとっても惡い話ではないだろうが?

炎のセリエ
「どうだろうか、おまえたちもこの計畫に參加しないか?
 賞金首となって逃げ回るより、我と共に公爵を、暗黑騎士團を倒し真の平和を築こうではないか。

カチュア
「戰爭で苦しむのは私たちじゃないわ。普通の生活を營む人なのよ。
 何の罪のない幼い子どもたちが死んでいく姿を私は見たくないッ!


炎のセリエ
「何事だッ、さわがしいぞッ!

ヴァレリア解放戰線戰士
「た、たった今、知らせが入りましたッ。はぁ、はぁ 。

炎のセリエ
「あわてずともよい。ゆっくり落ち著いて話せ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「解放軍がガルガスタン軍を擊ち破り、コリタニ城が陷落いたしましたッ!!

カチュア
「なんですって!!

ヴァレリア解放戰線戰士
「また、バルバトス樞機卿は捕らえられ、今朝、夜明けと共にに處刑されましたッ!

炎のセリエ
「わかった。では、計畫を實行する。皆の者に準備をさせよ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「ハッ、かしこまりました。

炎のセリエ
「それから、使いの者にはゆっくり休むようにと傳えよ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「ハッ、かしこまりました。

カチュア
「そんなことが許されるとでも思うの?

炎のセリエ
「コリタニ城が陷落した今、我にはこの方法しか殘されていない。
 公爵がガルガスタンを把握する前に事を起こさねばならん。これが最後のチャンスかもしれないのだ。

カチュア
「…やはり、あなたたちはただのテロリストなんだわ。

炎のセリエ
「殘念ながら、おまえたちと話をしている時間がなくなったようだ。
 あの娘は、現實を見ることができない。
 理想は高くとも足が地面についていなければ何の意味もない。
 空から下をみている鳥には、地べたを這いずりまわるアリの氣持ちなどわかりはしない。
 手を污すことができないあの娘には真の革命を起こすことはできないのだ。
  おまえと同じようにな。

<下一幕>

頁首

ボード砦の女戰士

ボード砦の女戰士

システィーナ存在
システィーナ死亡,フォルカス生存
システィーナ和フォルカス死亡,バイアン存在
システィーナ、フォルカス、バイアン不存在

ボード砦
<システィーナ存在>

弓を構えた男
「何者だッ!

弓を構えた男
「返答次第では、この矢がおまえたちの眉間を貫くぞッ!

風のシスティーナ
「大丈夫あわてないで。彼は私たちの仲間よ。

風のシスティーナ
「私よ、システィーナよ。お願い、弓をおさめてッ!

ヴァレリア解放戰線戰士
「システィーナさん!?ご無事だったんですね。
リーダーも心配されていましたよ。さあ、中に入ってください。

風のシスティーナ
「さあ、行きましょう。
ボード砦砦內
炎のセリエ
「賞金首などを連れてきていったいどういうつもりだ?
 我のアジトを解放軍のやつらに教えるつもりなのか?それに、何故ここへ戾ってきた。

風のシスティーナ
「姊さん、そんなに怒らないで。私の話も聞いて。

炎のセリエ
「 ここでは姊さんと呼ぶんじゃない。私は組織のリーダーだ

風のシスティーナ
「彼らは海賊に囚われていた私を助けてくれた恩人なの。

炎のセリエ
「海賊に?怪我はないのか?

風のシスティーナ
「大丈夫よ、姊さ 、リーダー。みんな無事だから。
  私がここへ戾ってきたのはリーダーを止めるため。無謀な計畫を止めるためよ。

炎のセリエ
「また、その話か。もう、議論は澤山だ。何度話をしても同じことだ。
 私の決定に不滿をもつ人間は、おまえと共にここを出ていった。そうだろ?
 私はその決定を強制するつもりはない。
 だからこそ、おまえたちが出て行く時も引き留めはしなかった。

カチュア
「組織の決定って何?無謀な計畫って?

炎のセリエ
「おまえたちには關係のない話だ。默っていてもらおうか.

風のシスティーナ
「ロンウェー公爵の暗殺よ。

炎のセリエ
「システィーナッ!!

風のシスティーナ
「公爵一人を暗殺したところでこの戰いが終わるわけではないわ。
 それどころか、暗黑騎士團とバクラム軍は舵を失ったウォルスタ軍に對して必ず全面戰爭をしかけるに違いない。

炎のセリエ
「それが狙いだ。 樞機卿が率いるガルガスタンはもう時間の問題だ。
 ガルガスタンを擊ち破った解放軍はヴァレリアの半分を制する強大な勢力となることだろう。
 そうなると、バクラムとウォルスタの軍事力は五分と五分。戰えば共倒れになるに違いない。
 狡猾な司祭と公爵はその事態を避けるために手を結ぼうとするだろう。
 それでは何も變わらぬ。
 だが、公爵を暗殺すれば、ここぞとばかりにバクラム軍は侵攻を始めるだろう。
 そして司祭がこの島の霸權を握ったその時、今度は司祭を暗殺するのだ。

カチュア
「そんなにうまくいくかしら?

炎のセリエ
「いくさ。その時こそ、我がこの島を手にするときッ!!

炎のセリエ
「どうだろうか、おまえたちもこの計畫に參加しないか?
 賞金首となって逃げ回るより、我と共に公爵を、暗黑騎士團を倒し真の平和を築こうではないか。

風のシスティーナ
「戰爭で苦しむのは私じゃない。普通の生活を營む人よ。
 罪のない子どもを死なせるのはイヤよ。そんな屍の上に築いた王國なんて私は見たくないッ!


炎のセリエ
「何事だッ、さわがしいぞッ!

ヴァレリア解放戰線戰士
「た、たった今、知らせが入りましたッ。はぁ、はぁ 。

炎のセリエ
「あわてずともよい。ゆっくり落ち著いて話せ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「解放軍がガルガスタン軍を擊ち破り、コリタニ城が陷落いたしましたッ!!

カチュア
「なんですって!!

ヴァレリア解放戰線戰士
「また、バルバトス樞機卿は捕らえられ、今朝、夜明けと共にに處刑されましたッ!

炎のセリエ
「わかった。では、計畫を實行する。皆の者に準備をさせよ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「ハッ、かしこまりました。

炎のセリエ
「それから、使いの者にはゆっくり休むようにと傳えよ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「ハッ、かしこまりました。

風のシスティーナ
「姊さんッ!やめてッ!!

炎のセリエ
「コリタニ城が陷落した今、我にはこの方法しか殘されていない。
 公爵がガルガスタンを把握する前に事を起こさねばならん。もう いのだ、システィーナ。

風のシスティーナ
「姊さん 、あなたは間違っている。

炎のセリエ
「殘念ながら、おまえたちと話をしている時間がなくなったようだ。
  妹は、現實を見ることができない。理想は高くとも足が地面についていなければ何の意味もない。
 空から下をみている鳥には、地べたを這いずりまわるアリの氣持ちなどわかりはしない。
 手を污すことができない妹には真の革命を起こすことはできないのだ。
  おまえと同じようにな。

炎のセリエ
「 でも、そんな妹を私は愛している。妹を賴む。力になってやってくれ。
ボード砦
風のシスティーナ
「 姊さんは間違っている。もっと他に良い方法があるはずよ。
 目的のために手段を選ばないなんて、まるでブランタや公爵のようだわ。
 そんなの間違っているッ。
  姊さん、私たちは血まみれの王國を築くために戰ってきたの?違うよね、姊さん 。

<選擇1-1>一緒行こう、システィーナ。
<選擇1-2>理想だけ追いかけていても、
<選擇1-1>一緒行こう、システィーナ。

デニム
「一緒行こう、システィーナ。僕らは似ている、そうは思わないか?

システィーナ
「 初めてあなたに出會ったとき、私もあなたに近いものを感じたわ。

デニム
「なら、決まりだ。僕らと共に戰ってくれ。

システィーナ
「ありがとう。私はけっして理想を投げ出したりなんかしない。
たとえ、そのために姊さんと戰うことになったとしても 。

<下一幕>
<選擇1-2>理想だけ追いかけていても、

デニム
「理想だけ追いかけていても、何にもならないよ。今は現實を優先すべきだ。

システィーナ
「 あなたはそれがイヤで、虐殺を阻止しようとしたんじゃなかったの?

デニム
「 あの時はそうだったけど、現實が大切だと悟ったんだ。

システィーナ
「賞金首となって逃げ回ることに疲れ、現實に妥協するってわけね。
  いいわ。あなたに期待した私がバカだったみたい。 本當にバカなことをしてきたんだわ。
 あなたとの旅もここでおしまいね。もう會うことはないと思うからお別れを言わせてもらうわ。

デニム
「 さよなら、システィーナ。

<下一幕>
<システィーナ死亡,フォルカス生存>

弓を構えた男
「何者だッ!

弓を構えた男
「返答次第では、この矢がおまえたちの眉間を貫くぞッ!

騎士フォルカス
「大丈夫あわてる必要はない。彼は我の仲間だ。

騎士フォルカス
「私だ、フォルカスだ。弓をおさめてくれッ!!

ヴァレリア解放戰線戰士
「フォルカスさん!?ご無事だったんですね。

騎士フォルカス
「さあ、中へ入ろう。
ボード砦砦內
炎のセリエ
「賞金首などを連れてきていったいどういうつもりだ?
 我のアジトを解放軍のやつらに教えるつもりなのか?それに、何故ここへ戾ってきた。

騎士フォルカス
「彼らは解放軍に囚われていた私を助けてくれた恩人です。

炎のセリエ
「そうか、ならば仕方ないな。で、ここに戾ってきた理由は?

騎士フォルカス
「リーダーを止めるためです。やはりあの計畫は中止するべきです。

炎のセリエ
「また、その話か。もう、議論は澤山だ。何度話をしても同じことだ。
 私の決定に不滿をもつ人間は、おまえと共にここを出ていった。そうだろ?
 私はその決定を強制するつもりはない。
 だからこそ、おまえたちが出て行く時も引き留めはしなかった。

カチュア
「組織の決定って何?無謀な計畫って?

炎のセリエ
「おまえたちには關係のない話だ。默っていてもらおうか.

騎士フォルカス
「ロンウェー公爵の暗殺だ。

炎のセリエ
「フォルカスッ!!

騎士フォルカス
「公爵一人を暗殺したところでこの戰いが終わるわけではない。
 それどころか、暗黑騎士團とバクラム軍は舵を失ったウォルスタ軍に對して必ず全面戰爭をしかけるに違いない。

炎のセリエ
「それが狙いだ。 樞機卿が率いるガルガスタンはもう時間の問題だ。
 ガルガスタンを擊ち破った解放軍はヴァレリアの半分を制する強大な勢力とることだろう。
 そうなると、バクラムとウォルスタの軍事力は五分と五分。戰えば共倒れになるに違いない。
 狡猾な司祭と公爵はその事態を避けるために手を結ぼうとするだろう。
 それでは何も變わらぬ。
 だが、公爵を暗殺すれば、ここぞとばかりにバクラム軍は侵攻を始めるだろう。
 そして司祭がこ島の霸權を握ったその時、今度は司祭を暗殺するのだ。

カチュア
「そんなにうまくいくかしら?

炎のセリエ
「いくさ。その時こそ、我がこの島を手にするときッ!!

炎のセリエ
「どうだろうか、おまえたちもこの計畫に參加しないか?
 賞金首となって逃げ回るより、我と共に公爵を、暗黑騎士團を倒し真の平和を築こうではないか。

騎士フォルカス
「戰爭で苦しむのは私たちではない。普通の生活を營む人なのだ。

騎士フォルカス
「これ以上、この子らのような犧牲者を出すおつもりですかッ!


炎のセリエ
「何事だッ、さわがしいぞッ!

ヴァレリア解放戰線戰士
「た、たった今、知らせが入りましたッ。はぁ、はぁ 。

炎のセリエ
「あわてずともよい。ゆっくり落ち著いて話せ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「解放軍がガルガスタン軍を擊ち破り、コリタニ城が陷落いたしましたッ!!

カチュア
「なんですって!!

ヴァレリア解放戰線戰士
「また、バルバトス樞機卿は捕らえられ、今朝、夜明けと共にに處刑されましたッ!

炎のセリエ
「わかった。では、計畫を實行する。皆の者に準備をさせよ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「ハッ、かしこまりました。

炎のセリエ
「それから、使いの者にはゆっくり休むようにと傳えよ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「ハッ、かしこまりました。

騎士フォルカス
「そんなことが許されるとでも思うのか!

炎のセリエ
「コリタニ城が陷落した今、我にはこの方法しか殘されていない。
 公爵がガルガスタンを把握する前に事を起こさねばならん。もう いのだ、フォルカス。

騎士フォルカス
「あなたは間違っている 。もう、あなたにはついていけない 。

炎のセリエ
「殘念ながら、おまえたちと話をしている時間がなくなったようだ。
 あの男は、現實を見ることができない。
 理想は高くとも足が地面についていなければ何の意味もない。
 空から下をみている鳥には、地べたを這いずりまわるアリの氣持ちなどわかりはしない。
 手を污すことができないあやつには真の革命を起こすことはできないのだ。
  おまえと同じようにな。
ボード砦
騎士フォルカス
「 リーダーは變わってしまわれた。あそこまで言う方ではなかったのに。

デニム
「これから、どうするんだい?

騎士フォルカス
「そうだな。くさってもしかたない。仲間を集めて一から出直すさ。

デニム
「よかったら、僕らと一緒に行かないか?

騎士フォルカス
「 いいのか?私はバクラム人なんだぞ?

<選擇2-1>きみと戰っているわけじゃない。
<選擇2-2>バクラム人が敵なのではない。
<選擇2-1>きみと戰っているわけじゃない。

デニム
「きみと戰っているわけじゃない。僕は氣にしないよ。

騎士フォルカス
「バクラム人を快く思わない者もいよう。その氣持ちだけ、もらっておくよ。

デニム
「そうか 。なら、しかたないな。

騎士フォルカス
「さらばだ、デニムよ。きみのことは忘れない。

<下一幕>
<選擇2-2>バクラム人が敵なのではない。

デニム
「バクラム人が敵なのではない。敵は世の中を混亂に導く者たちだ。

騎士フォルカス
「ありがとう。きみと共に秩序ある世界を築きあげよう。

<下一幕>
<システィーナ和フォルカス死亡,バイアン存在>

弓を構えた男
「何者だッ!

弓を構えた男
「返答次第では、この矢がおまえたちの眉間を貫くぞッ!

魔術師バイアン
「大丈夫。あわてる必要はない。彼はわしの仲間だ。

魔術師バイアン
「わしだ、バイアンだ。弓をおさめてくれッ!!

ヴァレリア解放戰線戰士
「バイアンさん!?ご無事だったんですね。

魔術師バイアン
「さあ、中へ入ろう。
ボード砦砦內
炎のセリエ
「賞金首などを連れてきていったいどういうつもりだ?
 我のアジトを解放軍のやつらに教えるつもりなのか?それに、何故ここへ戾ってきた。

魔術師バイアン
「彼らは海賊に囚われていたわしを助けてくれた恩人なんだよ。

炎のセリエ
「そうか、ならば仕方ないな。で、ここに戾ってきた理由は?

魔術師バイアン
「あんたを止めるためだ。やはりあの計畫は中止するべきだろう。

炎のセリエ
「また、その話か。もう、議論は澤山だ。何度話をしても同じことだ。
 私の決定に不滿をもつ人間は、おまえと共にここを出ていった。そうだろ?
 私はその決定を強制するつもりはない。
 だからこそ、おまえたちが出て行く時も引き止めはしなかった。

カチュア
「組織の決定って何?無謀な計畫って?

炎のセリエ
「おまえたちには關係のない話だ。默っていてもらおうか.

魔術師バイアン
「おまえさんたちに賞金をかけたロンウェー公爵の暗殺だよ。

炎のセリエ
「バイアンッ!!

魔術師バイアン
「公爵一人を暗殺したところでこの戰いが終わるわけではない。
 それどころか、暗黑騎士團とバクラム軍は舵を失ったウォルスタ軍に對して必ず全面戰爭をしかけるに違いない。

炎のセリエ
「それが狙いだ。 樞機卿が率いるガルガスタンはもう時間の問題だ。
 ガルガスタンを擊ち破った解放軍はヴァレリアの半分を制する強大な勢力となることだろう。
 そうなると、バクラムとウォルスタの軍事力は五分と五分。戰えば共倒れになるに違いない。
 狡猾な司祭と公爵はその事態を避けるために手を結ぼうとするだろう。
 それでは何も變わらぬ。
 だが、公爵を暗殺すれば、ここぞとばかりにバクラム軍は侵攻を始めるだろう。
 そして司祭がこの島の霸權を握ったその時、今度は司祭を暗殺するのだ。

カチュア
「そんなにうまくいくかしら?

炎のセリエ
「いくさ。その時こそ、我がこの島を手にするときッ!!

炎のセリエ
「どうだろうか、おまえたちもこの計畫に參加しないか?
 賞金首となって逃げ回るより、我と共に公爵を、暗黑騎士團を倒し真の平和を築こうではないか。

魔術師バイアン
「戰爭で苦しむのはわしらではない。普通の生活を營む人なのだ。

魔術師バイアン
「これ以上、この子らのような幼い犧牲者を出すつもりかッ!


炎のセリエ
「何事だッ、さわがしいぞッ!

ヴァレリア解放戰線戰士
「た、たった今、知らせが入りましたッ。はぁ、はぁ 。

炎のセリエ
「あわてずともよい。ゆっくり落ち著いて話せ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「解放軍がガルガスタン軍を擊ち破り、コリタニ城が陷落いたしましたッ!!

カチュア
「なんですって!!

ヴァレリア解放戰線戰士
「また、バルバトス樞機卿は捕らえられ、今朝、夜明けと共にに處刑されましたッ!

炎のセリエ
「わかった。では、計畫を實行する。皆の者に準備をさせよ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「ハッ、かしこまりました。

炎のセリエ
「それから、使いの者にはゆっくり休むようにと傳えよ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「ハッ、かしこまりました。

魔術師バイアン
「そんなことが許されるとでも思うのか!

炎のセリエ
「コリタニ城が陷落した今、我にはこの方法しか殘されていない。
 公爵がガルガスタンを把握する前に事を起こさねばならん。もう いのだ、バイアン。

魔術師バイアン
「心の宿らぬ革命などただの犯罪でしかないのだぞ。

炎のセリエ
「殘念ながら、おまえたちと話をしている時間がなくなったようだ。
 あの男は、現實を見ることができない。
 理想は高くとも足が地面についていなければ何の意味もない。
 空から下をみている鳥には、地べたを這いずりまわるアリの氣持ちなどわかりはしない。
 手を污すことができないあやつには真の革命を起こすことはできないのだ。
  おまえと同じようにな。
ボード砦
魔術師バイアン
「 セリエは變わってしまった。以前はもっと心優しい娘だったのに。

デニム
「これから、どうするんですか?

魔術師バイアン
「もう戰うなという、神のご意志かもしれんな。どこか遠くへ行くとするか。

デニム
「よかったら、僕らと一緒に行きませんか?

魔術師バイアン
「 いいのか?わしはバクラム人なんだぞ?

<選擇3-1>敵はあなたじゃありません。
<選擇3-2>敵はバクラム人ではありません
<選擇3-1>敵はあなたじゃありません。

デニム
「敵はあなたじゃありません。僕は氣にしませんよ。

魔術師バイアン
「バクラム人を快く思わない者もいよう。その氣持ちだけ、もらっておくよ。

デニム
「そうですか 。なら、しかたないですね。

魔術師バイアン
「さらばだ、デニムよ。おまえさんのことは忘れない。

<下一幕>
<選擇3-2>敵はバクラム人ではありません

デニム
「敵はバクラム人ではありません。敵は世の中を混亂に導く者たちです。

魔術師バイアン
「ありがとう。きみと共に秩序ある世界を築きあげよう。

<下一幕>
<システィーナ、フォルカス、バイアン不存在>

弓を構えた男
「とまれッ!

弓を構えた男
「おまえたちは解放軍に追われている龍騎士團だな?

デニム
「いかにも、そのとおりだ。僕の名はデニムッ。

弓を構えた男
「我はヴァレリア解放戰線の戰士だ。おまえたちと戰うつもりはない。
 我のリーダーであるセリエ同志がおまえたちに會いたがっている。一緒に來てもらおう。

カチュア
「 どうする、デニム?

デニム
「危害を加えるつもりはなさそうだ。とりあえずいってみよう。
ボード砦砦內
炎のセリエ
「私の名はセリエ。ヴァレリア解放戰線のリーダーだ。
おまえたちのことは知っている。バルマムッサの一件を押しつけられたゴリアテの英雄殿であろう?

デニム
「僕らに用事があるなら言ってくれないか?

炎のセリエ
「では單刀直入に言わせてもらおう。我と取り引きしないか?

カチュア
「取引ですって?

炎のセリエ
「そうだ。我に手を貸せ。代わりにおまえの污名を晴らしてやろう。

デニム
「 どうやって?

炎のセリエ
「我は今、ある計畫を進めている。おまえたちにとっても興味深い計畫だ。

カチュア
「計畫? 一般市民を卷きむ恐ろしいテロならごめんだわ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「我はテロリストではないッ!平和を愛する革命家だッ!

炎のセリエ
「 計畫とは、おまえたちに賞金をかけたロンウェー公爵の暗殺だ。

カチュア
「公爵一人を暗殺したところでこの戰いが終わるわけではないわ。
 それどころか暗黑騎士團とバクラム軍は舵を失ったウォルスタ軍に對して必ず全面戰爭をしかけるに違いない。

炎のセリエ
「それが狙いだ。 樞機卿が率いるガルガスタンはもう時間の問題だ。
 ガルガスタンを擊ち破った解放軍はヴァレリアの半分を制する強大な勢力となることだろう。
 そうなると、バクラムとウォルスタの軍事力は五分と五分。戰えば共倒れになるに違いない。
 狡猾な司祭と公爵はその事態を避けるために手を結ぼうとするだろう。
 それでは何も變わらぬ。
 だが、公爵を暗殺すれば、ここぞとばかりにバクラム軍は侵攻を始めるだろう。
 そして司祭がこの島の霸權を握ったその時、今度は司祭を暗殺するのだ。

カチュア
「そんなにうまくいくかしら?

炎のセリエ
「おまえたちにとっても惡い話ではないだろうが?

炎のセリエ
「どうだろうか、おまえたちもこの計畫に參加しないか?
 賞金首となって逃げ回るより、我と共に公爵を、暗黑騎士團を倒し真の平和を築こうではないか。

カチュア
「戰爭で苦しむのは私たちじゃないわ。普通の生活を營む人なのよ。
 何の罪のない幼い子どもたちが死んでいく姿を私は見たくないッ!


炎のセリエ
「何事だッ、さわがしいぞッ!

ヴァレリア解放戰線戰士
「た、たった今、知らせが入りましたッ。はぁ、はぁ 。

炎のセリエ
「あわてずともよい。ゆっくり落ち著いて話せ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「解放軍がガルガスタン軍を擊ち破り、コリタニ城が陷落いたしましたッ!!

カチュア
「なんですって!!

ヴァレリア解放戰線戰士
「また、バルバトス樞機卿は捕らえられ、今朝、夜明けと共にに處刑されましたッ!

炎のセリエ
「わかった。では、計畫を實行する。皆の者に準備をさせよ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「ハッ、かしこまりました。

炎のセリエ
「それから、使いの者にはゆっくり休むようにと傳えよ。

ヴァレリア解放戰線戰士
「ハッ、かしこまりました。

カチュア
「そんなことが許されるとでも思うの?

炎のセリエ
「コリタニ城が陷落した今、我にはこの方法しか殘されていない。
 公爵がガルガスタンを把握する前に事を起こさねばならん。これが最後のチャンスかもしれないのだ。

カチュア
「…やはり、あなたたちはただのテロリストなんだわ。

炎のセリエ
「殘念ながら、おまえたちと話をしている時間がなくなったようだ。
 あの娘は、現實を見ることができない。
 理想は高くとも足が地面についていなければ何の意味もない。
 空から下をみている鳥には、地べたを這いずりまわるアリの氣持ちなどわかりはしない。
 手を污すことができないあの娘には真の革命を起こすことはできないのだ。
  おまえと同じようにな。

<下一幕>

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