デネブ‧見舞いに行く

 

アルモリカ城下 教會
男のどなる聲
「オイッ、ウォーレンはまだ重病なんだ!
 そっとしておいてくれよッ!

可愛らしい女の聲
「かつての戰友が來たのよ!
 お見舞いぐらい、いいじゃない!?

風使いカノープス
「何が戰友だ! 役立たずのカボチャの化けモンばかりつくっていたくせに!

魔女デネブ
「それはあんまりじゃないッ!
 だからカノぷ~は嫌われるのよ!!

魔女デネブ
「ハーイ、オジイチャマ(はぁと)お元氣~?

風使いカノープス
「誰が『カノぷ~』だ!?

魔女デネブ
「なぁんだ、眠っているのね。起きてよ、ウォーレン!

風使いカノープス
「起こすなって言ってるだろ!!

魔女デネブ
「バカね。さっさとそんな身体棄てて轉生すればいいのに 。

風使いカノープス
「おまえじゃないんだから、
 ウォーレンが若さに固執するかよ!

魔女デネブ
「そーゆー言い方やめてくれるッ?
 まだ、本体ですッ!!

風使いカノープス
「へッ、どうだかね~。
 口ではなんとでも言えるもんなぁ~。

魔女デネブ
「若作りの鳥人間には言われたくないわ!

風使いカノープス
「なんだと、このやろーッ!
 オレをトリと呼びやがったな!

魔女デネブ
「あら、怒ったの?
 かわいいトコあるじゃん(はぁと)

風使いカノープス
「勝手にしろ!

魔女デネブ
「やぁね~。男のヒステリーって。
 ねぇ、オジイチャマ(はぁと)

占星術師ウォーレン
「ZZZ 。

魔女デネブ
「早く良くなってね 。
                  チュッ(はぁと)

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