王女の消息

フィダック城會議室
デニム
「王女の所在をつきとめたというのは本當か?


「バーニシア城で軍事演習を行なっている暗黑騎士團に同行しておりました。

デニム
「モルーバ樣、バーニシア城にドルガルア王の墓があるのですか?

大神官モル-バ
「わしにはわからん 。
 王が亡くなられたとき、わしは既に王都を離れていたのでな。それに 。

デニム
「それに ?

大神官モル-バ
「王が王家の墓所以外に葬られたという話しなど、わしは聞いておらぬ。
 事實、王妃や王子は王都にある王家の墓所に葬られたのだからな。

デニム
「とすると、奴らが搜しているのは王家の墓所とは別の墓という事か 。

大神官モル-バ
「 バーニシアへ進むしかあるまい。

デニム
「そうですね。
 ブランタもまさか、我がバーニシアを攻めるとは思わないでしょう。
 それに、暗黑騎士團を相手に王女救出を揭げて戰うのですから民の反感を買う事もないはず。

大神官モル-バ
「うむ、そのとうりだ。

デニム
「よし、戰いの準備を始めろ。
 一個大隊をヨルオムザ峽谷へ派遣し、バクラム軍の注意をひくよう命ずるのだ。
 その間に僕が兵を率いてバーニシ ア城を攻めよう!

側近
「ハッ、仰せのままに。

デニム
「これからが正念場だ!

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