封印の間

 

封印の間
暗黑騎士バルバス
「 我は聖天使より与えられし聖劍ブリュンヒルドを持つ者なり。
 神聖なる御名において、我は願う。われし魔人たちを封じし聖なる門よ、主の許しを受け、その扉を開けよ !

暗黑騎士マルティム
「 これで終わりか?何も起きないぞ!?

暗黑騎士バルバス
「 そうだな。

デニム
「そこまでだッ!!

暗黑騎士マルティム
「しつこいヤツだ 。

暗黑騎士マルティム
「よく來たな、デニム。どうだ、ドルガルアの遺產は?

デニム
「遺產 ?

暗黑騎士バルバス
「何も知らんようだな 。よかろう、說明してやる。
 過去、ここへやってきた男がいた 。

デニム
「過去?

暗黑騎士バルバス
「 その男は勇猛果敢な戰士でな、その力で『すべて』を手に入れた。
 しかし、そんな男でも手に入らないものがあった。 それは『再生』だ。
 あるとき、男は自慢の息子を事故で失ってしまった。しばらくして、妻も失った 。
 失意の中、男は神に息子と妻を返してくれるよう祈り續けたが、その願いはかなうことがなかった。
 怒った男は、神への信仰を捨て、惡魔に力を借りることを思いついた。
 そして、男は惡魔の住む魔界へ旅立っていった 。

暗黑騎士バルバス
「オウガバトルの傳說を知っていよう。

デニム
「オウガバトル ?
 神話の時代に起こったといわれる人と鬼の戰いのことか?

暗黑騎士バルバス
「そうだ。
 かつて、この大地の霸權をめぐり人間とオウガが、それぞれ神と惡魔を味方につけて爭った戰いのことだ。

デニム
「その傳說がどうした?

暗黑騎士バルバス
「結末を知っているか?

デニム
「 僕たち人間が勝利し、惡鬼たちは魔界へ去っていった 。
 子供でも知っているおとぎ話だ!

暗黑騎士バルバス
「フハハハハハ。

デニム
「何がおかしい!

暗黑騎士バルバス
「それが真實だとしたらどうだ?

デニム
「真實?

暗黑騎士バルバス
「我が立っている遺跡こそ魔界への扉、カオスゲート!!

デニム
「!!

暗黑騎士バルバス
「そして、魔界へ旅立った男の名はドルガルア!
 そう、貴樣たちが崇める霸王ドルガルアだッ!!

暗黑騎士マルティム
「どうやら、カオスゲートが動き出したようだな。

暗黑騎士バルバス
「さて、魔界へ行き、究極の力とやらを手に入れるとするか!

デニム
「そうはさせるかッ!!

暗黑騎士バルバス
「わかっているさ。魔界へ行くのは俺たちだけでいい。
 貴樣たちはここで死ねッ!!


マルティムが先に死亡した場合
バルバスが先に死亡した場合
<マルティムが先に死亡した場合>

暗黑騎士マルティム<死亡時>
「そんな  ばかな 、バ、バルバス 。

暗黑騎士バルバス
「チッ! バカがッ!!


暗黑騎士バルバス<死亡時>
「ば、ばかな あと  もう少しだったのに 。

<下一幕>
<バルバスが先に死亡した場合>

暗黑騎士バルバス<死亡時>
「むうッ! こ、こんなやつらに この俺が 敗れるの か ?

暗黑騎士マルティム
「カオスゲートはまだ開かないのかッ!?


暗黑騎士マルティム<死亡時>
「この俺が死ぬ ?そ、そんな  ばかな 。

<下一幕>

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