騎士レオナールの救出

プレザンス神父生存
プレザンス神父死去

クリザローの町屋內
<プレザンス神父生存>

騎士レオナール
「感謝する、貴君のおかげで命拾いをした。心配をかけたな、プレザンス。
 不意をつかれ、このざまだ。公爵樣からお借りした大切な兵を大勢失ってしまった。
 まったく、なんと申し開きをすればよいのか。

プレザンス神父
「おまえの命が助かっただけでも幸運というもの。

騎士レオナール
「それにしてもニバスのヤツめ。神をも恐れぬ不埒な魔法使いよ。

プレザンス神父
「おう、それそれ。ニバスは、この先の朽ちた砦に身を潛めているらしい。
 己の兵をアルモリカに置き去りにし、コリタニへ歸るわけでもない。一体、何をしているのやら 。

騎士レオナール
「いずれにせよ、ニバスの首をあげねば公爵樣に合わす顏も無い。

プレザンス神父
「この手勢で砦を攻めるというのか?一度、戾った方がよいのではないか?

騎士レオナール
「我だけならそうするさ。しかし、今は心強い仲間がいるではないか。

プレザンス神父
「しかし、アルモリカもいつやつらに攻められるかもしれんのだぞ。

騎士レオナール
「我は捨てた命をデニム殿に助けられた身だ、ここは、ひとつ 。

プレザンス神父
「うむ、そうだな。進むか、戾るか。デニム殿に決めてもらおう。

騎士レオナール
「ヴォルテール、サラ、おまえたちもそれでよいなッ。

プレザンス神父
「我は貴殿の意志に從いましょう。この命を預けます。
クリザローの町屋內
<プレザンス神父死去>

騎士レオナール
「感謝する、デニム殿よ。貴君のおかげて命拾いした。
 ニバスを追いここまで來たが、待ち伏せにかかってしまった。
  生き殘ったのは我だけなのか?

騎士レオナール
「 そうか。大切な兵を失ってしまい、なんと申し開きをすればよいのか。

デニム
「 僕たちこそ、もう少し早くここに到著していればよかった。
 しかし、あなただけでもお助けできてよかった。公爵樣もきっとわかってくださいますよ。

騎士レオナール
「ありがとう。そのお心遣いに感謝する。では、アルモリカへ戾るとしよう。
 それにしても、ニバスめ。忌しい。ヤツのために皆が命を無馱に落とした。
 首をとれないのが口惜しいぞ 。

頁首

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