アシュトンの怪情報

 

アルモリカ城會議室
ロンウェー公爵
「ふむ 、結局、ヴァイスの行方はわからずじまいというわけか 。

デニム
「はい。暗黑騎士團も別段知っている樣子もありませんでした。

解放軍騎士
「そこだ、そこがわからんのだ。何故、貴公はやつらと戰ったのだ?

デニム
「 どういう意味でしょうか?

解放軍騎士
「我がガルガスタンを完全に掌握していないことは知っていよう。
 にもかかわらず、貴公はこともあろうにコマンドクラスの暗黑騎士を殺してしまった。

解放軍魔術師
「今、ここで暗黑騎士團と事を構えるわけにはいかないのだよ。
 貴公の任務は逃亡中のヴァイスを捕らえることであろう?
 ゲリラなんぞ放っておけばよかったのだ!

デニム
「し、しかし 。

ロンウェー公爵
「もう、よい。濟んでしまったことだ 。

ロンウェー公爵
「フィダック城へ使いを出せ。まだ交涉の余地はあるだろう。

解放軍騎士
「ハッ。

ロンウェー公爵
「ヴァイスの賞金額をあと1万ゴート上乘せする!

解放軍魔術師
「御意。

ロンウェー公爵
「ヴァイスについては放っておくしかなかろう。
 賞金額を上げておけば、おいそれと姿を現すこともできんだろううし、賞金稼ぎどもが巧くやってくれる。
 今はバルバトス派の殘黨をせん滅し、コリタニをまとめる方が先決だ。
 英雄殿にはアシュトンへ行ってもらおう。

デニム
「アシュトンに殘黨が?

ロンウェー公爵
「詳細は不明だ。だが、相手はかなり手強いようだ。駐留していた1個小隊が、一夜にして消息を絕ってしまったのだ。
 被害は我が解放軍だけでなく一般市民にも及んでいる。早急に手を打たねばならん。
 ここはひとつ、英雄殿に力を借りたいのだが、よろしいかな?

デニム
「 はい。

ロンウェー公爵
「結構。では、さっそく發ってもらおう。
  おお、そうだ。これも未確認なのだがゼノビアのギルダス殿らしき騎士をアシュトンで見かけたと聞いた。

デニム
「ギルダスさんが!?なぜ、アシュトンに???

解放軍騎士
「ライムから敵前逃亡したのだろうよ。はっはっはっ。

デニム
「そんなバカなことがあるもんかッ!

ロンウェー公爵
「いい加減にせんかッ!身內で爭っている場合ではなかろうッ。
アシュトンで何が起きているのかを至急、確認してくれ。英雄殿の報告を待とうぞ。

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