モルーバの娘

 

ブリガンテス城內
デニム
「父さん 。

僧侶オリビア
「 貴方にお知らせしなければならないことがあります。

デニム
「 解放軍と教團の間のことならあとにしてくれないか ?

僧侶オリビア
「違います 。貴方と司祭ブランタの關係です。

デニム
「僕とブランタとの關係 ?

僧侶オリビア
「貴方のお父上、プランシー樣とブランタは實の兄弟です 。

デニム
「なんだって!?父さんとブランタが兄弟ッ!?
 じゃあ、この僕は!!

僧侶オリビア
「 貴方の本當の名前はデニム モウン バクラム人です。

デニム
「ウソだッ!そんなわけあるもんかッ!
 僕がバクラム人だって? ハン!そんなバカなこと !

僧侶オリビア
「落ち著いてください。
 よく思い出すのです。貴方は幼い頃、プランシー樣とごいっしょにハイムに住んでいたのですよ。

デニム
「おまえはウソつきだッ!!!

僧侶オリビア
「幼い貴方は、よくモルーバ樣のお屋敷に遊びに來ていました。

デニム
「まだ、言うかッ!!

僧侶オリビア
「貴方の相手を務めたのはモルーバ樣の娘の四人姊妹だった 。

デニム
「!!

僧侶オリビア
「特に仲の良かったのは同い年の娘 。
 ある日、水邊で遊んでいた貴方とその娘は、深みにはまってしまいおぼれそうになったわ。

デニム
「どうして、それを!?

僧侶オリビア
「 。

デニム
「でも、それは 、僕と一緒におぼれていたのは姊さんのはず 。
  でも、僕を助けてくれたのはやっぱり姊さんだったような ?

僧侶オリビア
「そのとき、その女の子の額には小さな傷がついたのよ。

デニム
「きみが 、そうなのか ?

僧侶オリビア
「私たちを助けてくれたのは一番上の姊 、セリエ姊さんだった。

デニム
「きみはいったい?

僧侶オリビア
「そう、私は大神官だった父、モルーバの娘 。

デニム
「そんな !なら、僕は 僕はいったい 。

僧侶オリビア
「現實を見つめて。
デニム。貴方はこの現實を受け入れなければならないわ。

デニム
「 。

僧侶オリビア
「さあ、立って!デニム!
 貴方が目指している世界は、民族や家柄なんかで差別されるような世界じゃないはずよ!
 貴方がバクラム人であったとしても築こうとしている世界は貴方の理想と同じはずよ!
 それとも、ブランタのようにバクラム人だけが安住できる國を作るつもりなの?
  お父上の言葉を思い出して!

デニム
「きみの言うとおりだよ、オリビア。僕が何人であるかなんて關係ない。
 問われるのは肌の色や生まれではなく人としての生き方だ 。
 ありがとう、オリビア。

僧侶オリビア
「よかった 。あなたはやっぱりわたしが知っているデニムだったわ。


セリエ和システィーナ存在
只有セリエ存在
只有システィーナ存在
セリエ和システィーナ不存在
<セリエ和システィーナ存在>

炎のセリエ
「オリビア!

水のオリビア
「セリエ姊さん、システィーナ姊さん、二人ともご無事で何よりです。

炎のセリエ
「どうしてブリガンテスに!?父上はどうされた?

水のオリビア
「 父上は、ここにはおられません。どこにいったのかも分かりません。

風のシスティ-ナ
「どういうことなの?

水のオリビア
「 姊さん達が教團から去っていったことに責任を感じていたようです。
 ふさぎむことが多くなり、戰亂が始まってすぐに出ていったきりで 。

風のシスティ-ナ
「セリエ姊さん、何か心當たりはないの?

炎のセリエ
「そうね 。恐らく、バンハムーバの神殿ね。あそこはイシュタルを祭った 光の神殿。
 若い頃の父上はあの神殿で修行したと聞いているわ。
 教團を棄てるということは信仰を棄てるということ。その迷いがあるならきっと、あの神殿にいかれたはず 。

水のオリビア
「父上はそこにおいでなのですね?

炎のセリエ
「恐らくね 。

デニム
「よし、バンハムーバの神殿に急ごう!

水のオリビア
「シェリー姊さんはどこですか?

デニム
「そうか 、君たちは四人姊妹だったんだっけ 。

水のオリビア
「姊さんっ!

炎のセリエ
「 シェリーは私たちを裏切ってブランタの手先となったわ。

水のオリビア
「どうして、シェリー姊さんが!?ウソでしょ!?

風のシスティ-ナ
「 ウソじゃないわ、オリビア。教團を離れた後、シェリー姊さんはバクラ ム軍へ投降したのよ。今じゃブランタの片腕よ 。

水のオリビア
「そんな 。そんなことって 。
<只有セリエ存在>

炎のセリエ
「オリビア!

水のオリビア
「セリエ姊さん、デニムといっしょだったのですね。よかった。
ヴァレリア解放戰線は暗黑騎士團の手によって全滅したと聞いていたから 。

炎のセリエ
「わたしのことより父上は?父上はどうされた?

水のオリビア
「 父上は、ここにはおられません。どこにいったのかも分かりません。

炎のセリエ
「どういうことだ?

水のオリビア
「 姊さん達が教團から去っていったことに責任を感じていたようです。
 ふさぎむことが多くなり、戰亂が始まってすぐに出ていったきりで 。

炎のセリエ
「なんですって!あれほど父上の側から離れないようにといったのに!

デニム
「落ち著いてセリエさん。何か心當たりはないかい?

炎のセリエ
「そうね 。恐らく、バンハムーバの神殿ね。あそこはイシュタルを祭った 光の神殿。
 若い頃の父上はあの神殿で修行したと聞いているわ。
 教團を棄てるということは信仰を棄てるということ。その迷いがあるならきっと、あの神殿にいかれたはず 。

水のオリビア
「父上はそこにおいでなのですね?

炎のセリエ
「恐らくね 。

デニム
「よし、バンハムーバの神殿に急ごう!

水のオリビア
「シェリー姊さんとシスティーナ姊さんはどこですか?

デニム
「そうか 、君たちは四人姊妹だったんだっけ 。

水のオリビア
「姊さんっ!

<システィーナ死亡時>
<システィーナ除名or離反時>

水のオリビア
「じゃあ、シェリー姊さんは ?

セリエ
「 シェリーは私たちを裏切ってブランタの手先となった。

水のオリビア
「どうして、シェリー姊さんが!?ウソでしょ!?

セリエ
「 ウソじゃない、オリビア。教團を離れた後、シェリーはバクラム軍へ投降したのだ。
 今じゃブランタの片腕だ 。

水のオリビア
「そんな 。そんなことって 。

セリエ
「殘ったのはわたしとオリビア、あなただけよ 。

システィーナ死亡時
システィーナ除名或離反時
<システィーナ死亡時>

炎のセリエ
「システィーナは死んだわ 。

水のオリビア
「え ?
<システィーナ除名或離反時>

デニム
「システィーナと僕とは折り合いがつかなくてね 。解放軍を拔けてしまっ たんだよ。
今、どこで何をしているか、誰にも分からないんだ。
<只有システィーナ存在>

風のシスティ-ナ
「オリビア!

僧侶のオリビア
「システィーナ姊さん、解放軍と一緒だったのですね。
 よかった。ヴァレリア解放戰線は暗黑騎士團の手によって全滅したと聞いていたから 。

風のシスティ-ナ
「私のことより父上は?父上はどうされたの?

僧侶オリビア
「 父上は、ここにはおられません。どこに行ったのかも分かりません。

風のシスティ-ナ
「どういうことなの?

僧侶オリビア
「 姊さん達が教團から去っていったことに責任を感じていたようです。
 ふさぎむことが多くなり、戰亂が始まってすぐに出ていったきりで 。

風のシスティ-ナ
「え! 父上が行方不明だというのッ!
 いったいどこへ 、どこへ行ってしまわれたの?

僧侶オリビア
「私には分かりません。姊さんこそ、何か心當たりはないのですか?

風のシスティ-ナ
「そんなこといわれたって 。

デニム
「どんな事でもいいから、思い出して。

風のシスティ-ナ
「あ! そうだわ。 父上はイシュタルの神殿よ!

僧侶オリビア
「そんな神殿がこの島にあるなんて聞いたことないわ。

風のシスティ-ナ
「それはそうよ。今はそう呼ばれていないから。
 もう誰も訪れることのない神殿 、バンハムーバ島の古い神殿がそうなの。
 父上が若い頃、そこで修行したって、セリエ姊さんに聞いたことがあるわ。

僧侶オリビア
「父上はそこにおいでなのですね?

風のシスティ-ナ
「たぶんね 。

デニム
「よし、バンハムーバの神殿に急ごう!

僧侶オリビア
「セリエ姊さんとシェリー姊さんはどこですか?

デニム
「そうか 、君たちは四人姊妹だったんだっけ 。

僧侶オリビア
「姊さんっ!

Nルート
セリエ死亡時
セリエ除名或離反時

僧侶オリビア
「じゃあ、シェリー姊さんは ?

風のシスティ-ナ
「シェリー姊さんは 、シェリー姊さんはバクラム軍に投降したわ。

僧侶オリビア
「どうして、シェリー姊さんが!?ウソでしょ!?

システィ-ナ
「 ウソじゃないわ、オリビア。
 母上がなくなったとき、シェリー姊さんが、父上を責めていたことをおぼえているでしょ?
 今ではバクラム軍の魔術師 、ブランタの片腕として私たちと敵對しているの。

僧侶オリビア
「そんな 。そんなことって 。
<Nルート>

デニム
「セリエさんとはボード砦で別れたきりなんだ。
今、どこで何をしているのか、僕にもシスティーナにもわからないんだ。
<セリエ死亡時>

風のシスティ-ナ
「セリエ姊さんは死んだわ 。

水のオリビア
「え ?
<セリエ除名or離反時>

デニム
「セリエさんと僕とは折り合いがつかなくてね 。解放軍を拔けてしまったんだよ。
今、どこで何をしているか、誰にも分からないんだ。
<セリエ和システィーナ不存在>

デニム
「さ、君のお父上を探しにいこう。お父上がどこへいかれたのか、君には心當 たりがあるかい?
 そうか 。

水のオリビア
「 父は信仰を失ってしまったのかしら?

デニム
「え ?

水のオリビア
「わたし、氣づいていたの 。大神官といっても、實務の大半は政治色の強いもので決して僧侶ではなかったことを。
  そして、父自身が望んで自らの手を污していたことを。

デニム
「 。

水のオリビア
「ブランタとの權力鬥爭に破れ大神官の地位を奪われた父は、一介の僧侶に戾ったこと、もう手を污さずにすむ自分を決してよろこんではいなかったわ。
 だから、姊さん達はそんな父を嫌い、去っていってしまった 。父は 、大神官だった父は、その時既に信仰を失っていたのではないかしら?

デニム
「だとするなら、お父上は信仰を取り戾す為に出て行かれたのでは?

水のオリビア
「え ?

デニム
「フィラーハを祭った神殿はハイムだ。しかし、ハイムへ戾ることはできない。

水のオリビア
「でも、あそこ以外にフィラーハの神殿があるなんて聞いたことがないわ。

デニム
「バンハムーバ島に古代の神殿があるって父さんから聞いたことがあるんだ。 とりあえず、そこへいってみよう。

水のオリビア
「わかったわ、デニム。

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