銃使いレンドル

 

グリムスビー廢屋
銃士レンドル
「どうも、ありがとうございます。

デニム
「禮にはおよびません。暗黑騎士團と戰うことが僕らの使命ですから。
それはそうと、マルティムは何故、あなたをあんな目に?

銃士レンドル
「あなたは『銃』と呼ばれる武器をご存じですか?

デニム
「以前、バーニシア城での戰鬥で見かけたことがありますが…。

銃士レンドル
「あれは、この町の沖で沈沒した貿易船から回收されたものです。
南の大陸で製造されたものらしくこのヴァレリアであれを製造することはできません。
海底に沈んだ荷の引き上げは暗黑騎士團の指揮の下で行われており、やつらの狙いもこの『銃』です。
これまでに發見された2丁の『銃』は暗黑騎士團が持っていきましたが、先頃、もう1丁發見されました。
今日、それも暗黑騎士團へ渡す手はずとなっていたのですが、昨夜、盜賊に奪われてしまい…。

デニム
「なるほど、それでマルティムがあなたを…。

銃士レンドル
「お願いです。どうか私をあなた方の仲間に加えてください!
こうなった以上、やつらはこの私を是が非でも殺そうとするはずです。

デニム
「僕らが關わった以上、たしかにあなたは危險だ…。

銃士レンドル
「そうではありません。
あの武器は劍や弓と根本的に違います。設計思想が異なっているんですよ。
あの武器を使いこなせるのは『銃』のメカニズムを把握しているガンナーでなければなりません。
今、この町に殘っているガンナーは私だけです。その私が解放軍に參加することをやつらは恐れています。
ですから、私がこの町に殘ったならばやつらは必ず私を殺そうとするでしょう。
私はやつらの下でくよりもヴァレリアの自由のために戰いたい…。
お願いします。

デニム
「ヴァレリアの未來のため、共に戰いましょう。

銃士レンドル
「ありがとう。きっとお役に立ちます。

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