ハイム城城內

 

ハイム城城內
暗黑騎士バルバス
「どうだ?

暗黑騎士マルティム
「バールゼフォンのおっさんが持っていたぜ!

暗黑騎士アンドラス
「形勢が惡いようだな 。

司祭ブランタ
「な、何をしておるッ! やつらが來るぞッ!

暗黑騎士バルバス
「では、打ち合わせどおり、空中庭園へ退くぞ。

司祭ブランタ
「貴樣ら、どういうつもりだッ!

暗黑騎士バルバス
「能なしの分際で俺たちに命令する氣かッ!?

司祭ブランタ
「な、なんだとッ!! それがわしに對する口の聞き方かッ!!

デニム
「ブランタッ!! ここまでだッ!!

暗黑騎士マルティム
「チッ、早すぎるぜッ!

司祭ブランタ
「貴樣ら、逃げる氣かッ!!

暗黑騎士バルバス
「あんたの賴みは聞いてやっただろ? 手助けはここまでだ。
 種をまいたのは、あんただ。自分の尻ぐらい自分で拭きな!

デニム
「待てッ! バルバスッ!!


司祭ブランタ
「我が弟‧プランシーの息子、デニムよ! 今からでも くはないッ! 我が前にひざまずけッ!
 そして、わしと共にヴァレリアを治めようッ!

デニム
「ひざまずくのは貴樣の方だ、ブランタ!
 速やかに兵を退き、劍を棄てるならば命だけは助けようッ! が、抵抗するなら容赦はしないぞッ!

司祭ブランタ
「やつらを見ただろう? 暗黑騎士團はこの島から去った!
 わしはやつらの言いなりになっていたにすぎん!
 そうだ、わしはこの島を救うためにあえてやつらの犬となったのだ!ウソではない!
 ドルガルア王を失ったあの時、誰がローディスの干涉を排除できたというのだ!?
 あのとき戰っていたら、我は皆、やつらに殺されていただろう!
 民を守るために仕方なく、わしはやつらに從ったのだ!信じてくれッ!!

デニム
「ならば、何故、王女が生きていることを王に告げなかった?
 何故、王子が亡くなられたときにそのことを王に言わなかったんだ!!
 貴樣はおのれの私利私欲のために、王や父さん、そして姊さんまでをも利用したんだッ!!

司祭ブランタ
「 利用して何が惡い! 何が惡いというのだ!
 こうでもしなければ平民出の人間は生きていけないのだッ! きれいごとだけでは無理なのだよ!
 よいか、デニム! この世に『公平』なんて言葉はない! 人は生まれつき『不公平』なのだ!
 だからといって、おのれの生まれを嘆いてどうする!?嘆くヒマがあるなら戰うことだ!
 戰って、すべてを勝ち取るのだ!弱者のままでいたくないのなら戰いの中に身を置くしかないッ!
 おまえだって、そうやって今の立場を得たのだろう?違うと言えるのかッ!?
 誰かを犧牲にして今の立場を得たのだ!そんなおまえが、わしを批判するなど笑止千万ッ!!

司祭ブランタ<死亡時>
「う 、な、なぜだ ? こんなはずでは

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